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【b→dash #09】b→dashのプレゼンスを社内で高めるための3つの提案

作成者: umbrElla編集長|2024/07/211

b→dashの導入・運用に対してお悩みをお持ちの  マーケターの方・その上司の方に向け、全12回に渡り解決のヒントをお伝えしていきます。

 

ABOUT 執筆者:umbrElla編集長

累計50社以上のb→dashプロジェクトを支援。クライアントは、金融・不動産・アパレル・食品・スポーツ球団・化粧品・人材・店舗ビジネスなど業界業種を問わず、企業規模も創業まもないベンチャー企業から大手上場企業まで幅広く担当。多種多様な観点からの助言や、豊富な経験をもとに先回りした提案を強みに、b→dash初心者がつまずきがちなポイントを強力にサポートしています。

 

第9回は、b→dashの利活用をさらに進めるべく『b→dashのプレゼンスを社内で高める3つの提案』をテーマにお届けします。最後におまけ資料もありますので、ぜひ最後までご覧ください。
*CDP:カスタマー・データ・プラットフォーム。複数のシステムから取得され統合された永続的な顧客データベース
*MA:マーケティングオートメーション。収益向上と業務の省力化を目的として、マーケティング活動を自動化・効率化するための方法論・技術・ツールなど

 

 

b→dashのことならumbrEllaへ!

 

多くのSaaSサービスが

「簡単」「誰でも使える」ことを謳っていますが、

確かに”使うだけ”なら問題ないでしょう。

ただ、多くのSaaSサービスにおいては

「そういうことは先に言ってよ~

ということが

プロジェクトを進める中で沢山でてきます。

そういった「共通する失敗」を避けるためには

信頼できるパートナーが必要不可欠です。

「代理店に頼むと高いしな...」

「とはいえ、社内に適任者もいない...」

「誰に頼んだらいいかわからない…」

このようなお悩みをお持ちの方は、

まずはお気軽にumbrEllaへ無料相談してみてください。

 

 

 

 

b→dashのプレゼンスを社内で高めるための提案を解説するにあたり、「黙っていても勝手にb→dashのプレゼンスが社内で高まっていくことはない」ことを予めお伝えしていきたいと思います。

当たり前の話にはなってしまいますが、例えばあなた(マーケティング関連の部署に所属している方を想定しています)は営業部門が使っているWEBサービスをすべて把握していますか?名前くらいはどこかで聞いたことがあったとしても、そのWEBサービスで何ができるか、何をしているかまで知っている人はほとんどいないと思います。それは支店網(してんもう)を持つ企業であれば猶更(なおさら)顕著(けんちょ)です。私も営業マン時代、支店に配属され、営業活動を行っていました。その時に、本社のマーケティング部署がどんなWEBサービスを使い、どんなマーケティングをしているかなんて正直言って知ったこっちゃなかったです。目の前の数字を上げることに必死だったからです。

同様に、経営陣からしても大企業になればなるほど多くの事業を持ち、大局的な意思決定を繰り返している中で、とある事業のマーケティング部署が使っているWEBサービスなんて知る由もありません。経営陣が知りたいのは、どのようなWEBサービスを利用しているかというHOW(戦術的な話)よりも、現状と将来の予測、その差を埋められる蓋然性(がいぜんせい)が高いのか低いのか、低い場合はどう対処するのかがまずは知りたいはずです。

従って、まずは自己認識を改めなければいけません。あなたにとって、あなたの部署にとってb→dashの導入は一大プロジェクトかもしれませんが、全社にとってはまったく興味がないことなのです(ごく稀に、全社の経営戦略の中にb→dashが位置づけられていることもありますが)。だからこそ、いつの間にか風の噂でb→dashの存在が社内に知れ渡るのを待つのではなく、b→dashのプレゼンスを社内で高めていくための方策を積極的に行っていく必要があるのです。※第8回のブログでお伝えしたように、社内でのb→dashのプレゼンス(重要度)が高くない場合、真っ先にコストカットの対象になってしまうからです。

それでは、具体的にどのような活動をしていくことがb→dashのプレゼンスを高めることに繋がるのかを見ていきましょう。

 

 

b→dashのプレゼンスを高めるための提案とは?①

そもそも論の話にはなってしまうのですが、『自分たちの部署でb→dashを使って成果を出す、b→dashをベースに日々の業務を行っていく』ことがまずは大事です。

言わずもがなではありますが、b→dashで成果を上げるのが最優先です。会社が興味あるのは、事業が成長することです。従業員が興味あるのは(例外もいらっしゃいますが)事業を成長させ、評価されることです。そのため、確かな実績が出ていれば事実(ファクト)として成果を他部署や全社にアピールすることができます。

但し、第3回でもお伝えしたように、あのNetflixでさえ25年の歳月・4回ものDXを経て今の成果に辿り(たどり)着いているわけなので、そう易々(やすやす)と成果が出せると期待するのは早計(そうけい)です。従って、まず始めるべきは「b→dashをベースに日々の業務を行っていく」ということです。要するに、物理的にb→dashにログインする回数を増やすのです。朝出社したらb→dashで昨日の数値を確認する、チームミーティングに際してはb→dashを投影しながら数値を議論する、もっと言えば、b→dashは何でもデータを取り込んでどんな加工処理もできますので、Excelやスプレッドシートの関数で集計しているマーケティングと関係ない数値までも全部取り込んで、数字はすべてb→dashで管理するようにしてみてもいいかもしれません。

まずは自分たちの業務全般をb→dashでより効率化できないかを検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

b→dashのプレゼンスを高めるための提案とは?②

次にすべきは、『別部署や別ブランドへの横展開の模索』です。

これは実際に私が担当させていただいたクライアントの事例です。
まずは、とある人材系のサービスを提供しているクライアントのケースです。そのクライアントにおいては、最初にb→dashを導入したのはBtoCの部門の方々でした。要するに、求職者向けのサービスチームです。求職者の方に、新しい求人情報を提案したり、求職者の方を集めるための広告の分析をしたりするためにb→dashを導入されました。一方で、そのクライアントにはBtoBのチームも存在し、別のMAツールを利用していました。このチームのミッションは、企業に営業し、求人情報を獲得することです。そのために、セミナーの開催や求職者に関する情報発信などをMAツールで行っていました。ですが、BtoBチームが利用しているデータや機能はBtoCチームと共通化できるものも沢山あり、ツールを1つにまとめることでコスト圧縮が見込めることからb→dashへの一本化が決まりました。
また別のケースでは、Aというブランドでb→dashを使っていましたが、Bという新ブランドが立ち上がった際に、それぞれのブランドを担当しているチームは異なりましたが同じくb→dashを使うことになりました。このように複数のブランドでb→dashを使うケースはよくあります。

b→dashのプレゼンスを高めるためには、b→dashへの依存度を高める必要があります。その意味において、b→dashの利用者が増えれば増えるほどb→dashへの依存度は高まっていきます。また、b→dashの共通利用により共通化できる点が多ければ多いほど、1チームが負担するb→dashのコストを圧縮することができます。積極的に相乗り先を探してみてはいかがでしょうか。

 

 

b→dashのプレゼンスを高めるための提案とは?③

最後にすべきは、『商品・サービス開発部門へのお節介』です。

ここで、第1回でご紹介した日本マーケティング協会の定義する「マーケティング」を再度引用してみましょう。マーケティングとは、『顧客や社会と共に価値を創造し、その価値を広く浸透させることによって、ステークホルダーとの関係性を醸成(じょうせい)し、より豊かで持続可能な社会を実現するための構想でありプロセス』です。

つまり、マーケティングとは、「価値を創造」「広く浸透させる」「関係性を醸成」するというプロセスです。より簡単な言葉を使うとすると「作る」「売る」「使い続けてもらう」というプロセスです。これは、商品企画・マーケティング/セールス・カスタマーサクセスとも言い換えることができます。

従って、マーケティング・セールス・カスタマーサクセスの領域に留まらず「商品企画」の領域にまで踏み込むことができれば、b→dashのプレゼンスはより一層高めることができるということです。但し、繰り返しになりますが黙っていてもb→dashのプレゼンスは高まりません。商品企画のチームの方から、「b→dashのデータくれない?」と言い出すことはありません。ですから、こちらから主体的に商品企画に対して「余計なお節介」をしにいってみてはいかがでしょうか。「b→dashで消費者のこんな傾向が見て取れたから見てみて」「b→dashだとこんなデータが取れるから、もし何か消費者の反応を確かめてみたいことがあれば気軽に声をかけて」といった具合に、頼まれてもないのに絡みにいってみてください。

すぐには上手くいかないかもしれません。「そんなことはわかっている」「邪魔しないで」と言われてしまうかもしれません。ですが、マーケティングチームにとってもより良い商品・サービスを開発してくれることはお互いの共通の利益になります。諦めずにコミュニケーションし続けてください。

いかがでしたでしょうか?全12回の連載のうち、今回は『b→dashのプレゼンスを社内で高める3つの提案』というテーマでお伝えさせていただきました。b→dashのプレゼンスは貴社の中で高まっていますか?もし「もっとアピールしていきたいんだけどな...」と感じてられた方は、ぜひumbrEllaに一度お悩みをぶつけてみてください。きっと何かのお役に立てるかと思います。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

「問題はわかったけど、じゃあどうしたらいいの?」と思われたかと思います。続きが気になる方は以下の資料で「明日から使える3つのアクション」を解説しています。ご興味を持っていただけた方は、ぜひお気軽に資料請求をしてみてください(しつこい営業は一切行いません。※同業他社の方からの資料請求はお断りしておりますので予めご了承ください)。

 

明日から使える3つのアクション

 

b→dashのプレゼンスを社内で高めるための提案はわかったけど、

「じゃあどうしたらいいの?」

という方のために

明日から使える3つのアクションをまとめました。

ぜひ併せてお読みいただき、

日々のマーケティング活動の一助にしていただければ幸いです。