HubSpotの導入・運用に対してお悩みをお持ちの新規事業担当者の方・スタートアップ/ベンチャー企業の方に向け、全10回に渡り、HubSpotを使って新規ビジネスを如何にPMFさせていくかのヒントをお伝えしていきます。
ABOUT 執筆者:umbrElla編集長 自身も過去知人と共同創業したスタートアップにて、ベンチャーキャピタルからシードラウンドにて総額1億円の資金調達を達成。現在は、自社においてもHubSpotを活用しながら、b→dashおよびHubSpotの導入・伴走支援を手がけており、単なるツールの導入に留まらず企業としての競争優位性を築くための支援を行っています。 |
第4回~第6回は、所謂『1⇒10(イチジュウ)』のフェーズにおけるHubSpotの利点についてお話ししていきます。イチジュウフェーズにおいて、新規事業であったりスタートアップが目指すのは、「SPF*(Solution Product Fit)」と「PMF*(Product Market Fit)」です。
*SPF:「その解決策をプロダクトに落とし込めているか?」PSFで確認した解決策をプロダクトとして実現可能か、プロダクトが解決策を十分に実現できているかを検証するフェーズ
*PMF:「そのプロダクトは市場に受け入れられているか?」開発されたプロダクトが市場のニーズに合致し、顧客から高い喜びを引き出せているフェーズ
PMFを達成を目指す上で、また、PMFを達成したその先を見据えた上でも、切っても切り離せないのが『活動資金』です。企業が競争しなければならない市場は3つあります。商品市場、人材市場、そして金融市場です。そこで第6回では、如何にベンチャーキャピタルといった外部の投資家や、金融機関、親会社・本社を魅了し、『資金を調達するための要諦』について学んでいきましょう。
HubSpotのことなら
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スタートアップやベンチャー企業が資金調達を成功させるためには、適切なKPI(重要業績指標)の管理とデータ活用が不可欠です。投資家や金融機関は、単なる事業アイデアやビジョンだけではなく、財務的な健全性や成長の再現性を示す数値を重視します。
「なんとなく売上は伸びているが、成約率やLTV(顧客生涯価値)などの具体的なデータを示せない」
「営業パイプラインの管理が不十分で、売上の見通しが立てられない」
このような状態では、投資家や金融機関に信頼されることは難しく、資金調達のハードルは高くなります。本記事では、成長企業が押さえるべきKPI管理のポイント、パイプライン管理とユニットエコノミクスの最適化、そしてHubSpotを活用したKPI管理の最適解について解説します。
1.成長企業に必要なKPI管理とは? |
投資家や金融機関は、「この企業は成長し続けるか?」を数値で判断します。そのため、以下のようなKPIを正しく把握し、説明できることが求められます。
KPI |
説明 |
投資家の関心ポイント |
ARR(年間経常収益) |
サブスクリプション型ビジネスの年間収益 |
収益の安定性と成長率 |
MRR(月間経常収益) |
月ごとの安定収益 |
収益モデルの持続可能性 |
CAC(顧客獲得コスト) |
1顧客を獲得するためのコスト |
獲得効率とスケーラビリティ |
LTV(顧客生涯価値) |
1顧客が生涯にもたらす利益 |
長期的な収益性 |
Churn Rate(解約率) |
顧客が一定期間内に離脱する割合 |
事業の安定性 |
これらのKPIを適切に管理し、成長戦略と結びつけることで、投資家にとって「資金を投じる価値がある企業」としての説得力を高めることができます。
KPIの管理は、単に「数値を把握する」だけでは不十分です。経営の意思決定に活かせる形でデータを整理・分析し、改善策を導き出すことが重要です。
たとえば、以下のような活用が求められます。
こうしたデータドリブンな意思決定ができる企業ほど、資金調達の際に投資家の信頼を得やすくなります。
2.パイプライン管理とユニットエコノミクスの改善 |
企業の成長を加速させるには、以下の3つのKPIを継続的に改善することが不可欠です。
資金調達を成功させるためには、売上の見通しを正確に立て、事業のリスクを適切に管理することが不可欠です。投資家や金融機関は、企業の成長可能性だけでなく、予測精度の高さやリスク対応の仕組みを重視します。
リスク要因 |
具体的なリスク |
対策 |
顧客依存リスク |
特定の大口顧客に売上が依存している |
顧客ポートフォリオの分散 |
マーケットリスク |
業界の景気変動、競争激化 |
柔軟な価格戦略と新規市場開拓 |
資金ショートリスク |
キャッシュフローの悪化 |
資金調達計画の明確化とコスト管理 |
営業パフォーマンスの低下 |
営業チームの成果が落ちる |
トレーニング・インセンティブ強化 |
これらのリスクを事前に把握し、適切な対策を講じることで、投資家や金融機関からの評価を高めることができます。
3.HubSpotを活用したKPI管理の最適解
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HubSpotのCRMを活用することで、営業パイプラインの可視化と最適化が可能になります。
これにより、営業の成約率を高め、効率的に売上を拡大できます。
HubSpotのダッシュボード機能を活用すれば、リアルタイムでKPIをモニタリングし、経営の意思決定に活かすことが可能です。
適切なKPI管理とデータ活用ができる企業こそ、投資家や金融機関の信頼を得て、資金調達をスムーズに進めることができます。HubSpotを活用して、成長を加速させる数値管理の仕組みを構築してみてはいかがでしょうか?